壁ドンされたら、叩き返したり相手の部屋へ行ったりせず、まず時刻と直前の行動をメモしてください。繰り返される・怖い場合は、管理会社などを通して相談しましょう。
ただし、壁際から「ドン」と聞こえただけでは、意図的な壁ドンか、自分への抗議かまでは分かりません。壁ドンされた=自分が騒音の原因と決めつける必要はありません。
今まさに脅されている、玄関ドアを激しく叩かれ身の危険を感じる場合は、ドアを開けず110番へ。緊急ではない不安の相談は#9110や最寄りの警察署で受け付けています。(警察庁の相談窓口案内)
隣人の壁ドンは、自分がうるさいから?
テレビや話し声、家具を動かす音への不満を伝えている可能性はあります。ただ、音だけで相手の意図や原因を確かめることはできません。
マンションでは、床や壁を伝わる振動によって、音が出た場所と聞こえる方向が一致しないことがあります。別の住戸の音を、隣の部屋の音だと受け取っている可能性もあります。
静かにしていたのに壁を叩くような音がしたら、ほかの住人にも似た物音が聞こえていないか調べてみましょう。お住まいのマンション名で検索して、衝撃音や振動についての体験を探してみてください。管理会社に、自分の生活音への抗議なのか、別の物音なのかを確認してもらう際の手掛かりになります。
壁ドンされた直前の状況で、対応を分ける
一度だけで、壁ドンかどうかも分からない
物を落とした音や、家具が壁に当たった音の可能性もあります。危険な言動がなく一度きりなら、その場で反応せず、時刻と聞こえ方を残しておきましょう。不安が強ければ、一度でも管理会社へ相談して構いません。
テレビ・会話・足音などに心当たりがある
テレビや音楽の音量を下げる、夜間の大きな話し声を控える、椅子を引きずらないなど、思い当たる行動を見直します。その後も同じ音が続くか、対策した内容と一緒に記録してください。
行動の直後に繰り返されても、それだけで原因が確定するわけではありません。苦情を直接受けている場合は、騒音の苦情を言われたときの対応も参考にしてください。
静かにしているのに、何度も壁ドンされる
身に覚えがない場合は、無理に原因を自分の生活音へ結びつけず、管理会社に状況を伝えましょう。自分では意識していない家電の振動や、別の住戸・設備の音なども含めて確認する必要があります。
自分が静かにしていたことだけで無関係とは断定できませんが、生活をさらに制限する前に、第三者を通して確認することが大切です。建物内での伝わり方は、マンションで音が響く原因で説明しています。
壁ドンが怖い・続くときは、記録して管理会社へ
相談では、「いつ・どんな音が・そのとき何をしていたか」を伝えると、状況を共有しやすくなります。次のような短いメモで十分です。
9月10日 23時15分。寝室の壁側から「ドン」と2回。テレビ・音楽はつけず、ベッドで読書中。前日の23時ごろにも似た音があった。
音量を下げるなどの対策をした場合は、その内容も添えます。録音できれば相談の補足になりますが、録音をそろえるために相談を待つ必要はありません。
賃貸なら管理会社や大家、分譲なら管理会社や管理組合へ、たとえば次のように伝えてください。
夜間、寝室の壁側から強く叩くような音が繰り返し聞こえ、不安を感じています。日時とそのときの状況を記録しました。こちらの生活音について苦情が届いているか、設備など別の原因も考えられるか、確認をお願いできますか。相手への連絡は管理会社を通していただきたいです。
「隣人の嫌がらせ」と断定するより、聞こえた音と困っていることを具体的に伝えます。変化がなければ記録を追加して再相談し、確認状況や次の対応を尋ねましょう。
相談の進め方については、マンションの騒音トラブルの対処法・相談先も参考になります。
隣人が訪ねてきたら?警察へ相談する目安は?
怖いと感じる場合は、ドアを開けて直接話し合う必要はありません。インターホン越しに「管理会社を通して確認します」と伝え、無理に対応を続けないでください。
今起きている脅しや暴力、身の危険を伴う状況は110番へ。壁を叩くような音や威圧的な接触が続き、緊急ではないものの不安がある場合は、#9110や最寄りの警察署に相談できます。
管理会社への相談が終わるまで待つ必要はありません。日時の記録に加え、訪問や発言があれば、その内容も伝えてください。
同じマンションの「音」の体験を確認する
壁を叩くような音が続くとき、自分の部屋だけで起きていることなのかも気になるところです。
下のフォームにお住まいのマンション名を入力して、検索してみてください。同じ建物での衝撃音や生活音について、実際に暮らした人の体験を探せます。音の様子や時間帯を照らし合わせ、管理会社へ伝えたい点を整理してみましょう。
また、ご自身の体験も「うるさい/うるさくない」の投票や口コミとして残せます。実際に聞こえた音や時間帯を、メモ帳代わりに記録しておくのもよいでしょう。あとで状況を振り返る際の手助けになるほか、同じマンションの音について調べている方の参考にもなります。